※このサイトはBSIグループジャパン株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
他職種からISO審査員へ転職する実際の流れや、入社後に現場へ適応していく過程は、WEB上ではなかなか見つからない情報です。
その疑問に答えるべく、今回お話を伺ったのが、当メディア「ISOジョブ」をきっかけにBSIグループジャパン株式会社(以下、BSI)へ入社し、ISO27001審査員としてのデビューを控えるSさんです。
転職を決めた根拠から、選考の実際、入社後のプロセス、長く働けるかという見通しまでを順に紹介します。内部監査やセキュリティの経験を持ち、審査員を「いつかの選択肢」として考えている方の判断材料になるはずです。
| Sさんの 「今」 |
50代。BSIグループジャパンにてISO27001審査員を目指し、ISMS審査員研修に合格 現在は先輩審査員の審査への同行を経験中 |
|---|---|
| キャリアの 出発点 |
ソフトウェア業界 → 保険会社 社内にセキュリティの仕組みを導入する、いわば「守る側」の業務を担当 |
| 前職 | 大手人材・情報サービス企業 内部監査部門(約5年) さまざまな部署や事業を対象に、セキュリティの対応状況をチェック |
| 審査員を 志した時期 |
内部監査部門に移った時点で、すでに審査員を最終目標に設定 年齢を重ねても続けられる仕事であることから、「まだ先でよい」と位置づけていた |
Sさんが審査員を目指した根底には、長くセキュリティに携わる中で生まれた問題意識がありました。そのうえで、「まだ先」と考えていた転職の時期を早めたのは、審査員としてのキャリアを積むうえでの実務的な事情でした。
最初は自分の会社を外部の攻撃から守りたい、事故を防ぎたいという思いが動機でした。経験を重ねるうちに、もっといろいろな会社の状況を見てみたいと思うようになり、年齢を重ねてからは、業界や社会全体のレベルアップにつながる仕事をしたいと意識するようになりました。
率直に言うと、現場に近いセキュリティ担当者は、攻撃を受ければ夜も休日もなくなります。その経験を活かしながら、審査という一段高い立場から関わりたい。管理職として組織を見る道もありましたが、自分の適性を考えると、専門性を深められる審査員のほうが向いていると思いました。
内部監査5年目にキャリアを振り返り、審査員になるための条件を調べ直しました。主任審査員などのグレードに上がっていくには、JRCA(審査員の評価・登録機関)や認証機関に審査の実績を示す必要があります。内部監査の経験では、その実績にはつながりにくい。目指す先が審査員である以上、早く現場に立ったほうがいいと考え、転職を決めました。
※JRCA:一般財団法人日本要員認証協会 マネジメントシステム審査員評価登録センター。審査員のグレード(審査員補・審査員・主任審査員)と登録要件は「ISO27001の審査員になるには」で紹介しています。
審査員になるための条件や必要な資格は、公開情報である程度調べることができます。一方で、入社後の働き方や、どのような人が審査員として働いているのかは、外からは見えにくい情報です。
BSIでは、応募前にこうした情報を直接確認できる機会として、次の2つを設けています。話を聞ける相手が異なるため、知りたい内容に応じて使い分けることができます。
| キャリアトーク セッション |
話を聞ける相手:現役の審査員 審査員の仕事内容や働き方、1か月のスケジュール感など、実際に働く人の視点の話を聞くことができます。 |
|---|---|
| カジュアル面談 | 話を聞ける相手:BSIの採用担当者 選考や入社後の流れなど、応募にあたっての疑問を確認することができます。【特別優待選考】フォームからお申し込みいただいた方に、カジュアル面談の機会をご案内しています。 |
内部監査も5年目になり、次のキャリアパスについて考えようと、パソコンで「ISO27001審査員」と検索しました。そこで出会ったのが、この「ISOジョブ」です。ISO27001のページで条件を確認すると、資格の面は問題なさそう、というのが最初の印象です。現役審査員のインタビュー記事もかなり読み込み、審査員の中にもレビュー担当のような役割があることや、グローバルなキャリアの方向性があることを知りました。
ただ、調べるほどに分からなくなったのが、審査員になった後、実際にどう働くのかです。1か月のうち審査が何日くらいあり、報告書の作成にどれくらいかかるのか。忙しい時期は家に帰れないほどなのか。どんな人が審査員として働いているのか。
企業の口コミサイトものぞいてみたものの、事務系の方の投稿が多く、審査員本人の声はほとんど見つかりません。SNSも同様で、発信している審査員はわずかでした。審査員として働く自分の姿をイメージしたくても、その材料がなかったんです。
公開されている情報では、この疑問は解消できない。それなら、実際の担当者に質問できる機会をつくったほうがいい。現役の方の話しぶりや雰囲気からも、何か気づきが得られるのではないかと考えました。まずキャリアトークセッションに申し込み、その後、調べる中でカジュアル面談もあると知って、両方に申し込みました。
キャリアトークセッションでは、1か月の大まかなスケジュール感を伺えたのがとても有益でしたね。出張が多いイメージがありましたが、リモートで対応できる業務もあることが分かりました。何より、実際に審査員をしている方の雰囲気や、どんな方が審査員になっているのかが分かったことが大きかったです。ネットではどうしても得られなかった情報でした。
Sさんも参加したキャリアトークセッションとカジュアル面談は、以下から申し込めます。
セキュリティの仕事をしていたので、ISO27001のもとになった規格がBSIから発行されたことは知っていました。そのため審査員として働くならまずBSI、というイメージがずっとあった状態です。業界の大手なので、入社後の案件数も期待できる。加えて、キャリアトークセッションのように、知りたい情報に直接アクセスできる場が揃っていた。ISOジョブの記事で知ったグローバルなキャリアの方向性も、自分が大事にしている軸と重なることから、BSIに絞って考えることにしました。
ISOジョブでは、審査員に必要な資格は入社後に取得できるケースもあると紹介しています。実際にBSIでは、各規格に求められる実務経験などの要件を満たせば、審査員の資格がなくても入社後に取得を目指せます。
ただ、同等の資格を持つ人が周囲に多い内部監査や監査法人の経験者ほど、「資格以外に何が求められるのか」が気になるのではないでしょうか。Sさんもその一人でした。実際の選考では、資格の有無よりも、審査の現場を想定した判断力と、審査員を目指す理由を論理的に説明できるかが問われたといいます。
ISO27001の条件を見て、資格は揃いそうだと思いました。ただ、内部監査をしていると、このくらいの資格を持っている人は周りにたくさんいます。審査員になるには、資格以外にも必要な能力がかなりあるはずなのに、それが何なのかがつかめませんでした。
「資格がなくても入社後に取れます」と書いてあると、話がうますぎる気がしてしまって(笑)。そんなに簡単なら、みんな審査員になっているはずだ。そんな疑問が、ずっと残っていました。
たとえば、お客様がISOの要求事項の一部に沿えていない場合に、審査員としてどう対応するか、といった質問です。抽象的な場面設定もあれば、具体的なシナリオもありました。
「このくらいは理解していますよね」という前提の質問が多く、求められるレベルは高いと感じました。ただ、そこで応募前の疑問の答えが見えた気がします。見られているのは、資格の有無より、実務の中でどう判断してきたか。だから資格は入社後の取得でも間に合うのだと、腑に落ちました。
「どんなルートで審査員を目指しているのか」「なぜ内部監査やコンサルタントではだめなのか」は聞かれるだろうと考え、想定される質問と回答を一通り用意しました。実際に、どちらも聞かれています。
私の場合は、内部監査では審査員としての実績が積めないこと、管理職として組織を見るより専門性を深めたいこと。この2つを軸に答えを整理しました。経歴の長さよりも、自分がどこを目指しているのかをはっきり言えることが求められているんだと思います。
資格は入社後でも間に合う。選考で見られるのは「実務経験に基づく判断力」
BSIでは、ISMS審査員研修などの審査員資格は、入社後に取得を目指すことができます。選考で確認されるのは、資格の有無よりも、これまでの実務経験をもとに、規格の要求事項をお客様の実際の運用に当てはめて判断できるかどうかです。
あわせて、限られた時間で必要な情報を引き出す対話力や、審査結果を報告書にまとめる力も求められます。こうした力は、入社後の研修や先輩審査員への同行を通じて磨いていきます。
入社後は、研修・先輩審査員への同行(オブザーブ)・資格取得を段階的に進め、条件が揃った段階で審査員としてデビューします。Sさんの場合、入社の翌年に、先輩が同席する形でデビューする予定です。
座学中心の研修
先輩審査員の審査に「オブザーブ」として同行(聞くだけで、審査には携わらない立場)
ISMS(ISO27001)審査員研修を受講し、試験に合格
PCI DSS(クレジットカード業界のセキュリティ基準)の審査員資格「QSA」の研修・試験を受講予定
先輩が横についた状態で、審査員としてデビュー予定
資格試験は年に数回しか実施されないため、受験のタイミングによって準備期間は前後します。デビューまでの期間は、1か月をおおよそ次の配分で過ごしています。
リモートまたは現地で、約1週間お客様へのインタビューに同席
聞いた内容を自分なりにまとめ、先輩のまとめ方との違いを確認
社内のオンライン研修を受講。資格取得に向けた勉強もこの期間に
実際にレポートをまとめるのは担当の先輩ですが、私も聞いた内容を自分なりにまとめてみて、先輩とどこが違うのかを確認しています。オンライントレーニングもかなりの数が揃っているので、残りの期間はそれを進めたり、資格のための勉強をしたりしています。
お客様先で行う審査は、朝から夕方までずっと集中して話を聞き続ける仕事でした。
実は、前職はリモートワークが多く、体力が落ちていると感じていたんです。セキュリティや監査の資格はひと通り持っていたので、内定から入社までは、知識は振り返る程度にとどめて体力づくりに時間を使いました。今振り返ると、準備しておいて本当によかったと思っています。
40代・50代からの転職では、その仕事を何年続けられるか、家庭と両立できるかも重要な判断材料です。BSIでは、審査員として長年キャリアを重ねてきた80代の大先輩が、今も第一線で活躍しており、社内では「レジェンド」と呼ばれています。定年後の働き方については「定年後でも活躍できる?ISO審査員の将来性は?」でも紹介しています。
また、審査員には出張が多いイメージがありますが、担当する領域によっては、リモートで対応できる業務も多くあります。リモートの割合は領域によって異なるため、詳しくはキャリアトークセッションで現役審査員に確認できます。
話には聞いていましたが、実際にバリバリ働いている姿を見て、本当に長く続けられる仕事なんだと実感しました。落ち着いていて人間的にもできた方ばかりで、ただ長く続けているのではなく、人として成長し続けているんだと感じました。私なんて50代でまだまだ若手です。
お客様先に行くと、必ずAIがどうなっているかという話になります。勉強の材料は社内にたくさんあるので、ずっと学び続けることになりそうです。それを続けてきた方たちが、レジェンドなんだと思います。
内部監査や監査法人で働いている方には、同じようなスキルや資格を持つ方が多いと思います。ただ、「急に出張が入るのは困る」と感じて、選択肢から外している方もいるのではないでしょうか。私自身、子どもが小さかった頃は、この仕事は難しいかもしれないと考えていました。
実際には、リモートで対応できる範囲も多く、最近はさらに広がってきています。働き方が具体的に見えれば、選択肢として考える方はもっと増えると思います。
まだスタートラインに立てるよう頑張っているところです。この仕事を目指す中で、甘いセキュリティのせいで大変な思いをする人が、少しでも減ればいいと考えるようになりました。
オブザーブでいろいろな方のお話を聞くことが、刺激にも勉強にもなっています。そこで得たものを、他のお客様にも還元していきたいです。
そのうえで、グローバルという軸はずっと持ち続けたいと思っています。将来、定年を迎えた後も、グローバルな案件を受けられる審査員になる。それが一つの道だと考えています。
Sさんは、審査員という目標から逆算してキャリアを選び、内部監査では実績が積めないと分かった時点で転職を決めました。そのうえで最も迷ったのは、審査員として働く姿が見えないことでした。その答えは公開情報の中にはなく、現役審査員から直接話を聞く場で見つかりました。
資格は入社後の取得でも間に合いますが、選考では審査の現場で判断できる力が問われます。決して簡単な道ではありません。だからこそ、迷っている段階で具体的な情報を集めることが、判断の精度を上げる近道です。働き方は現役審査員のキャリアトークセッションで、選考や入社後の流れは採用担当者とのカジュアル面談で確認できます。
引用元:BSIグループジャパン株式会社公式HP
https://www.bsigroup.com/ja-JP/about-bsi/careers/
創業120年以上の歴史と実績を持つ国家規格協会「BSI」の日本法人である「BSIグループジャパン株式会社」(以下BSIジャパン)マネジメントシステム審査登録、医療機器認証サービス、ISO規格を中心とした研修・トレーニングなど幅広いサービスを提供しています。
BSIジャパンの社員は全員中途で、20から60代と幅広い年齢の方がこれまでのキャリアを活かして活躍しています。ISO審査員の資格がなくても、関連業界・関連分野での専門知識・一定期間の業務経験があれば、入社後の審査員を目指すことが可能。そのサポート体制も充実しています。