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ISO9001(品質マネジメントシステム)は、ISO規格の中でも特に多くの企業や組織が認証を取得している国際規格です。品質マネジメントシステム審査員は、ISO9001の認証を新たに取得する、またはすでに取得している企業や組織の依頼を受け、マネジメントシステムが規格の要求事項に沿って適切に運用されているかを審査する専門家です。ここでは、JRCAの登録要件をもとに、ISO9001の審査員になるための条件や、登録から審査員として活動するまでの流れを紹介します。
ISO9001の審査員として活動するための第一歩は、審査員登録機関に「審査員補」として登録することです。登録には実務経験や審査員研修コースの合格修了などの要件があり、登録後も認証機関でのトレーニングや審査経験を積みながら、段階的にステップアップしていきます。
JRCAにISO9001(品質マネジメントシステム)の審査員補として新規登録するには、次の要件をすべて満たす必要があります。高等学校以上を卒業している場合は、必要な常勤の実務経験年数が7年以上から4年以上に短縮されます。
品質マネジメント分野の実務経験は、「品質保証部」「品質管理課」といった所属部署の名称ではなく、実際に担ってきた業務の内容で判断されます。JRCAの資格基準では、例として次のような業務が挙げられています。
品質保証部門での勤務経験に加えて、ISO事務局や内部監査員として社内のマネジメントシステムの運用に関わってきた経験も、この分野の実務経験に当たる可能性があります。ご自身の経歴が要件を満たすか判断に迷う場合は、研修コースに申し込む前に、審査員登録機関の資格基準を確認しておくと安心です。
※ここではJRCAの基準をもとに紹介しています。IRCAなど、ほかの審査員登録機関では要件が異なります。また、認証機関によっては、JRCAやIRCAへの登録を自社で審査員として活動するための必須要件としていない場合もあります。応募の際は、各認証機関の募集要項をご確認ください。
参照元:JRCA公式HP 登録要件の確認(https://www.jrca-jsa.or.jp/jrca/new-2/)
参照元:JRCA公式HP QMS新規申請書類作成ガイド【PDF】(https://www.jrca-jsa.or.jp/datas/media/10000/md_6235.pdf)
登録要件を満たしたうえで、実際にISO9001の審査員として活動するまでには、大きく4つのステップがあります。審査員研修コースに合格して登録すれば終わりではなく、認証機関に所属・契約してから審査経験を積んでいく点を押さえておきましょう。
審査員登録機関に登録していても、実際に審査を担当できるかどうかは、所属・契約する認証機関がそれぞれ判断します。認証機関では独自の基準で審査員の力量を評価するのが一般的で、研修や先輩審査員への同行を通して経験を積みながら、審査を任されるレベルを目指していきます。
ISO審査員になるためには、各規格に応じて特定の条件が求められますが、共通して必要なのは関連業界や分野での専門知識と一定の業務経験です。以下では、ISO審査員になるまでの道のりと未経験からでもISO審査員として挑戦できる企業を紹介しているので、参考にご覧ください。
品質マネジメントシステム審査員は、ISO9001の認証を新たに取得する、または継続して維持する企業や組織を訪問し、マネジメントシステムが適切に運用されているかを確認する専門家です。審査先の業界・業種はさまざまで、ISO9001の規格要求事項を理解していることはもちろん、審査先の業界に関する知識や経験も必要となります。
審査は、審査リーダーを中心とした審査チームで行うのが一般的です。事業所や工場などの現場に足を運び、マネジメントシステムの運用状況を確認したうえで、要求事項に適合しているかを評価します。
ISO審査員には、JRCAの場合「審査員補」「審査員」「主任審査員」の3つのグレードがあります。最初は審査員補として、主任審査員の指導や助言を受けながら審査に参加します。審査員補として審査経験を重ねていくことで、審査員、主任審査員へと昇格を目指すことができます。
ISO9001の審査員資格は、一度登録すれば終わりではありません。上位グレードへの昇格にも、登録の維持にも、それぞれ要件が設けられています。
JRCAで「審査員」への格上げを申請するには、審査員補として登録されていることを前提に、一定期間内に審査チームのメンバーとして有効な審査実績を積む必要があります。さらに「主任審査員」を目指す場合は、審査チームをまとめる立場としての実績も求められます。必要な審査回数や日数は資格基準で細かく定められているため、最新の基準をJRCAの公式サイトでご確認ください。
登録後も、定期的に資格を更新する必要があります。更新の際は、継続的な研鑽の実績や審査実績の提出などが求められます。ISO9001の審査員として長く活躍するためには、登録後も学び続ける姿勢が大切です。
ここでは、現在ISO9001の審査員として活躍している方に、前職をはじめ、このお仕事を目指したきっかけについてお伺いしました。ぜひ参考にご覧ください。


大学院卒業後に総合電機メーカーに入社し、ものづくり生産現場にてレンズ、デバイス、モジュール関係の製品を中心に生産管理、生産技術に従事してきました。数多くのQCDES改善活動やプロジェクト推進の経験があります。


残りの人生を考えたとき、今までの経験をもっと多方面に生かしてビジネス貢献及び社会貢献を実現していきたい、そして人生の生きた証を残したいと思ったからです。その想いを持って転職活動をしていたところ、BSIの審査員の仕事を紹介いただき、縁があり入社することができました。


審査員としての専門的なスキル以外にも業界や法令規制に関する知見が増え、お客様とのコミュニケーションで必要となる傾聴、コーチング技術などが身についてきたと思います。


「審査員の仕事は、サービス業であることを忘れないように。」とベテラン審査員の方から言われたことを鮮明に記憶しています。いかにお客様に寄り添って付加価値を提供できるか。これが審査員の腕の見せ所ということを教わりました。


「自身が審査員として成長するにはどうしたらいいか」、「お客様が成長するにはどうしたらいいか」そして「会社・組織が成長するにはどうしたらいいか」、この3つをバランスよく意識するようにしています。そうすることで全体を見渡せる一味違った審査員になれるのではと思っています。
ISO審査員の資格を持っていなくても、認証機関に入社してから審査員研修を受け、資格取得を目指すことができます。当メディアのスポンサーであるBSIジャパンでは、各規格に求められている実務経験があれば、入社後にISO審査員の資格取得を目指すことができます。
引用元:BSIグループジャパン株式会社公式HP
https://www.bsigroup.com/ja-JP/about-bsi/careers/
創業120年の歴史と実績を持つ国家規格協会「BSI」の日本法人である「BSIグループジャパン株式会社」(以下BSIジャパン)マネジメントシステム審査登録、医療機器認証サービス、ISO規格を中心とした研修・トレーニングなど幅広いサービスを提供しています。
BSIジャパンの社員は全員中途で、20から60代と幅広い年齢の方がこれまでのキャリアを活かして活躍しています。ISO審査員の資格がなくても、関連業界・関連分野での専門知識・一定期間の業務経験があれば、入社後の審査員を目指すことが可能。そのサポート体制も充実しています。