※このサイトはBSIグループジャパン株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
自動車部品メーカにて、品質保証業務・安全設計業務を担当。その経験を活かし、ISO審査員にキャリアチェンジ。ここでは、BSIジャパンで働く現役の審査員の方に、審査員を目指したきっかけや現在の業務内容、審査員という仕事のやりがいについてお話しをお伺いしました。
大学卒業後に自動車部品メーカに就職、品質保証業務として設計、製造の変更管理、不具合対応、顧客折衝等に従事、のちにエンジン制御開発として排気や燃費、走行制御に関連する機能およびISO26262に対応する安全設計業務を担当していました。
自動車業界が変革の時代を迎え、今のキャリアを延長するのではなく、これまでの経験を活かした他のキャリアパスはないのかを模索していたところ、BSIとご縁があり入社に至りました。
自動車業界が変革の時代を迎え、今のキャリアを延長するのではなく、これまでの経験を活かした他のキャリアパスはないのかを模索していたところ、BSIとご縁があり入社に至りました。
ISO9001(品質マネジメントシステム)主任審査員として、主に製造業、IT関係のお客様に対してマネジメントシステムの審査を実施しています。
規格要求事項に対するマネジメントシステムの適合性、有効性を文書、記録だけでなく実際の業務の様子(例:製造現場の作業)も確認した上で判断します。
主任審査員はアサインされた審査案件に対して、審査計画の立案、顧客との調整、審査および審査結果として報告書作成、不適合に対する是正処置の確認等を実施します。その他、自動車産業向けの品質マネジメントシステム(IATF16949)の審査員資格取得に向けた研修中です。
いざ実地で審査となると、とても緊張して、思うような進め方が出来なくなります。それを避けるために、どのような審査の流れになっても困らないような準備(審査の想定)を膨大な時間を掛けて実施する必要がありました。
前職で一般的に用いられていたルール・基準が日本、世界の標準ではなく、組織の規模、形態やお客様によって多種多様に存在していることに触れ、多様性の存在を言葉だけではなく身をもって知ることが出来ました。また、相手の話を聞く、引き出す力は審査員になる前と比べて大きく向上したと思います。
BSIに入ってから心から「大変」と思ったことはないですが、 肝を冷やしたのは審査前日に体調不良と発熱が出てしまった時です。
この場合、代替審査員の確保、審査計画の見直しと顧客調整が急務でしたが、 審査リーダ―及び上司、プランナー、同僚審査員の皆様に大変なご助力を頂き、 当初の日程計画内で代替審査員の方に審査を実施して頂きました。
以来、体調管理にはさらに気を遣うようになり、体調不良者の代替審査員の案内があった時は積極的に手を挙げて受け入れるようにしています。
審査後にお客様に「良い気付きがあった。今後もお願いします」とお言葉をいただけた時が、審査員として最もやりがいを感じた瞬間でした。
「審査」は結果として「不適合」のようなネガティブな側面をもつ結果が避けられないことがありますが、お客様の中で審査の結果を「改善に向けた気づき」としてポジティブに受け取っていただけたこと、そうなって欲しい私の想いが伝わったと感じ、嬉しく思いました。
審査結果が審査員の一方的な判断とならないようお客様とのコミュニケーションを最も大切にしています。規格要求に合致しないことがお客様にとってどのようなリスクとなるのかを出来る限り具体的に紹介して、審査結果の狙いや意味を理解頂けるよう努めています。
また、第3者的に観察するからこそお示しできる「気づき」によって、お客様の中で改善が進み、お客様の「お客様」が更に満足いただけることを目指しています。
創業120年の歴史と実績を持つ国家規格協会「BSI」の日本法人である「BSIグループジャパン株式会社」(以下BSIジャパン)マネジメントシステム審査登録、医療機器認証サービス、ISO規格を中心とした研修・トレーニングなど幅広いサービスを提供しています。
BSIジャパンの社員は全員中途で、20から60代と幅広い年齢の方がこれまでのキャリアを活かして活躍しています。ISO審査員の資格がなくても、関連業界・関連分野での専門知識・一定期間の業務経験があれば、入社後の審査員を目指すことが可能。そのサポート体制も充実しています。