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ISO審査員の仕事内容を深堀り

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設計や製造の現場で培った専門知識や実務経験を強みに、セカンドキャリアとして選ばれることも多いISO審査員。「ISO審査員の仕事内容とは具体的に何をするのか」「未経験でもできる仕事なのか」といった疑問に答えるべく、ここでは審査業務の流れと仕事環境について詳しく解説します。

目次

ISO審査員の役割と重要性

ISO審査員とは、企業や組織で取り扱っている商品やサービスの品質が、ISO(International Organization for Standardization)の要求事項をクリアしているかどうかを監査・評価する専門家のことをいいます。

ISOとは国際標準化機構が開発・管理するマネジメントシステムの規格の事であり、製品やサービスの品質を守るための枠組みを提供しています。適切に監査・評価がおこなわれることで、製品やサービスの品質が保たれ、エンドユーザーである消費者や利用者が安心して利用できるようになりますので、ISO審査員の役割は重要です。

ISO審査員の仕事内容

ISO審査員の仕事内容は、大きく「審査前の準備」「現地での審査」「報告書作成とフィードバック」の3つのフェーズに分けられます。それぞれの段階でどのような業務を行うのか、順番に見ていきましょう。

審査前の準備:文書レビューと審査計画の立案

審査の数週間前から、対象企業が提出する品質マニュアルや手順書、過去の審査記録などの文書を事前にレビューします。

ここで組織の業務プロセスや管理体制の概要を把握し、現地審査でどこを重点的に確認すべきかを見極めて審査計画を立てます。審査範囲や日程、担当する審査員の割り振りもこの段階で決定します。

現地での審査:ヒアリングと現場観察

現地審査では、実際の職場を訪問し、従業員へのヒアリング、作業現場の観察、記録・文書の確認を並行して行います。

「マニュアルに書かれている手順が、実際の現場で本当に運用されているか」を照らし合わせて確認するのが審査業務の核心です。担当する規格や企業規模によって異なりますが、1つの企業の審査には数日から1〜2週間程度かかることもあります。

報告書作成とフィードバック

審査終了後は、確認した内容を基に報告書を作成します。報告書には、規格に適合していない「不適合事項」、改善の余地がある「観察事項」などをまとめ、経営層や担当者にフィードバックします。

単に不備を指摘するだけでなく、企業が今後どう改善すべきかを具体的に助言できるかどうかが、審査員としての評価を左右します。

ISO審査員の1日の流れ(現地審査当日の例)

  • 9:00 訪問先企業に到着、オープニングミーティング(審査の目的・範囲の確認)
  • 9:30 各部署をラウンドし、担当者へのヒアリングと現場観察
  • 12:00 昼休憩
  • 13:00 文書・記録の確認、午前中の内容の深掘りヒアリング
  • 16:00 審査員同士で所見のとりまとめ
  • 16:30 クロージングミーティング(気づいた点を経営層に速報として共有)

あくまで一例ですが、審査当日は「関係者へのヒアリング」と「文書・現場の確認作業」を何度も往復しながら進めていくのが特徴です。

ISO審査員の仕事環境

現地に赴いて調べる必要があるため、営業所や支店、工場など各地を回って審査を行います。移動が多く、出張になることも珍しくなく、審査では1企業で約1~2週間かかることもあります。

審査時の服装はスーツなどビジネスシーンにふさわしいものが基本で、工場等の現場に入る際は安全靴やヘルメットの着用を求められることもあります。大規模な審査では複数の審査員がチームを組んで担当することも多く、経験の浅いうちは先輩審査員と同行しながら実務を学んでいくのが一般的です。

あちこち飛び回っての活動になる為、ある程度アクティブに動ける体力が必要。また、飛行機や新幹線、電車、地下鉄、バス、宿泊施設と効率的に使い、スムーズに対応できるスケジュール管理も必要です。

ISO審査員のキャリアパス

ISO審査員になるためには、基本的なISO規格の知識を習得し、研修や認定試験で監査技術を身につけ、IRCAやIATCAなどの資格を取得する必要があります。そして、資格取得後にはれてISO審査員として活動することができます。

ISO審査員には審査員補から始まる審査メンバー、そしてまとめ役の審査リーダーとあり、現場で実務経験を積み、より難しい資格を取得することでキャリアアップのチャンスが広がります

キャリアパスの例

  • 初期段階: 審査員補 → 審査員
  • 中期段階: 審査リーダー → 専門分野の審査員
  • 上級段階: 独立コンサルタント、組織内マネジメントポジション、教育者・トレーナー

ISO審査員のキャリアは、専門知識の深化と実務経験の積み重ねにより、多様な方向に展開する可能性があります。

ISO審査員の仕事内容に関するよくある質問

Q. ISO審査員は未経験でもできる仕事内容ですか?

A. 審査そのものには専門知識と研修が必要ですが、多くの審査機関では入社後に研修を受けながら実務を覚えていく体制を整えています。設計・製造・品質管理など前職の実務経験を活かせる場面が多く、未経験からのキャリアチェンジも一般的です。

Q. 審査は1人で行うのですか?

A. 企業規模や規格の難易度によって異なりますが、大規模な審査では複数の審査員がチームで担当することが多く、経験の浅い審査員は先輩審査員と同行しながら実務を身につけていきます。

Q. 文系出身でもISO審査員になれますか?

A. 規格によっては特定分野での実務経験が必須となりますが、品質管理や情報セキュリティなど文系出身者が携わってきた分野も対象になり得ます。目指す規格ごとの登録要件を事前に確認しておくと良いでしょう。

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編集チームより
未経験からISO審査員になるには…?

当メディアでは、未経験からでもISO審査員になる方法を紹介しているので、これまでの経験を活かした転職先候補を探している方は、ぜひ参考にご覧ください

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引用元:BSIグループジャパン株式会社公式HP
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BSIジャパンの社員は全員中途で、20から60代と幅広い年齢の方がこれまでのキャリアを活かして活躍しています。ISO審査員の資格がなくても、関連業界・関連分野での専門知識・一定期間の業務経験があれば、入社後の審査員を目指すことが可能。そのサポート体制も充実しています。