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ISO/IEC 42001(AIマネジメントシステム=AIMS)は、2023年12月に発行された、AIに関する世界初のマネジメントシステム規格です。2025年には認証機関向けの規格「ISO/IEC 42006」や日本産業規格「JIS Q 42001」も発行され、国内でも認証の仕組みが整いはじめています。
ここでは、今後需要の高まりが見込まれるISO42001(AIMS)審査員になる方法を紹介します。
ISO/IEC 42001は、AIを使った製品やサービスを開発・提供・利用する組織が、AIを責任をもって扱うための仕組み(AIマネジメントシステム)の要求事項を定めた国際規格です。業種や規模を問わず、AIを開発する企業だけでなく、生成AIなどを業務で活用する企業も対象になります。
AIには、学習によって振る舞いが変わる、判断の過程が見えにくいといった特有の性質があり、偏り(バイアス)やプライバシー、セキュリティなどのリスクへの対応が求められます。ISO42001は、こうしたリスクを組織として管理し、継続的に改善していくための枠組みです。
ISO42001審査員に求められる力量は、認証機関向けの規格ISO/IEC 42006で規定されており、各認証機関はこれをもとに審査員の要件を定めています。BSIジャパンの募集要件をもとに必要な条件を紹介します。
たとえばBSIジャパンの「ISO/IEC 42001 審査員プラクティショナー資格」では、AIの概念と用語を定めたISO/IEC 22989の規格解説研修、ISO/IEC 42001の要求事項解説研修、ISO/IEC 42001主任審査員研修の3つを順に受講し、それぞれの試験に合格したうえで資格登録を申請します。なお、ISO/IEC 22989の規格解説研修とISO/IEC 42001の要求事項解説研修は、JRCAのCPD(継続的専門能力開発)研修コースとしても登録されています。
ISO審査員に求められる条件は規格ごとに異なりますが、関連分野の専門知識と一定の実務経験はどの規格にも共通して必要です。以下のページでは、ISO審査員になるまでの道のりと、審査員未経験から挑戦できる企業を紹介しています。
審査員研修の合格は、規格と審査技術の知識を身につけたことの証明です。合格してすぐに認証審査を担当できるわけではなく、認証機関に所属して審査チームで経験を積み、審査の責任者である主任審査員を目指していきます。
また、ISO42001の審査ではAIの専門性が問われるため、AI・ITの実務経験とマネジメントシステムを審査する視点の両方が必要です。
ISO42001(AIMS)審査員は、ISO/IEC 42001にもとづき、企業や組織のAIマネジメントシステムのプロセスや能力、ポリシーの遵守状況などを審査する専門家です。BSIジャパンでは「AIクライアントマネージャー」という職種名で募集されており、主に次の業務を担います。
AIは技術の変化が速く、審査の対象となるAIシステムや活用方法も組織によってさまざまです。多様なAIに触れながら、規格に照らして判断していくことが、この仕事の特徴です。
機械学習モデルの開発やデータ分析、AIを組み込んだシステムの企画・開発・運用などの経験は、審査の場で組織の取り組みを正しく理解する土台になります。ソフトウェア開発ライフサイクルへの理解やデータ保護・サイバーセキュリティの知識も役立ちます。
ISO27001(ISMS)やISO9001などの審査員経験、社内の内部監査や管理責任者の経験は、ISO42001の審査にも活かせます。特にISMSとは規格の構成(箇条4〜10)が共通しており、要求事項も多くが重なるため、ISMS審査員からAIMSへ専門領域を広げるキャリアも考えられます。
ISO42001の審査はグローバル企業が対象になることも多く、海外のチームと連携する場面もあります。BSIジャパンの募集要件でも、英語での会話やビジネス文書の作成ができることが求められています。
AIをめぐっては、国際規格だけでなく各国の法規制やガイドラインの整備も進んでいます。それらを解釈してAIの設計や運用にあてはめ、顧客にわかりやすく説明できる力は、審査の信頼性を支える重要なスキルです。
「AIの実務経験を審査の仕事に活かせるのか」「実際の働き方が知りたい」という方は、まずはカジュアル面談にお申し込みください。
カジュアル面談は選考ではありません。求人票やWebサイトだけではわからないISO42001審査員の仕事について、採用担当者に直接聞ける場です。
情報収集の段階の方も大歓迎です。応募するかどうかは、面談後にご自身でお決めいただけます。下記フォームより、お気軽にお申し込みください。
引用元:BSIグループジャパン株式会社公式HP
https://www.bsigroup.com/ja-JP/about-bsi/careers/
創業120年の歴史と実績を持つ国家規格協会「BSI」の日本法人である「BSIグループジャパン株式会社」(以下BSIジャパン)マネジメントシステム審査登録、医療機器認証サービス、ISO規格を中心とした研修・トレーニングなど幅広いサービスを提供しています。
BSIジャパンの社員は全員中途で、20から60代と幅広い年齢の方がこれまでのキャリアを活かして活躍しています。ISO審査員の資格がなくても、関連業界・関連分野での専門知識・一定期間の業務経験があれば、入社後の審査員を目指すことが可能。そのサポート体制も充実しています。